マランツ初のUSB-DAC搭載単体ヘッドホンアンプHD-DAC1が9月3日に発表されました。
フルディスクリート無帰還バッファーやディジタル・アイソレーションシステムなど期待できそうな内容でしたので、9月14日にディーアンドエムホールディングス川崎本社で開催されたPhile-Web試聴会に参加しました。
試聴会では、20分ほどの製品紹介の後、製品の音決めに使用される通称「澤田ルーム」と呼ばれる試聴室での試聴と、プレゼンルームでのヘッドホンによる試聴が行われました。
| 説明者はサウンドマネージャーの澤田氏 |
この部屋の機材で一番高額なのはケーブルであるとの説明がありましたが、総額で700万円程のようです。ケーブル類は入出力とも全てフローティングされていました。スピーカーはB&W800D、プリアンプがSC-7S2、パワーアンプがMA-9S2という構成。ソースはMacBook Air+HD-DAC1です。
スピーカーとパワーアンプはフローティングされていましたが、プリアンプが丸太から切り出された厚板に置かれていたのが興味深かったです。また、アンプのトランスやヒートシンク上に銅ブロックの鳴き止めが置かれていたのにはアマチュア的気遣いが感じられました。
| ラインケーブルもフローティング |
試聴はクラッシックとポップスを取り混ぜて3曲ほど。
中低域は、制動は利いているものの肉付きの良い音で、高域もことさら広帯域を意識させるものではなく、音楽を楽しめるものでした。
もう少しクールな音を想像していたのですが、良い意味で裏切られつつも、マランツ製品に対する信頼が高まりました。
HD-DAC1のライン出力の音は、他のプレイヤーとの比較はありませんでしたが、プログラムソースの特徴を良く描き分けていたと思います。
また、このようなハイエンドシステムの中に組み入れても、見劣りしないことには驚かされました。
また、このようなハイエンドシステムの中に組み入れても、見劣りしないことには驚かされました。
| ソースはMacBook Air + Audirvana Plus |
HD-DAC1の音は、一聴して音場が広く雑味が無い上品なものですが、NA8005に比べやや伸びやかさ力強さが不足し、エージングが不足している印象を受けました。しかし、ゲイン切り替えをLoからHiに切り替えると奔放さが増し、当初の印象は払拭されました。
また、音数の多さや音色の多彩さ、低音の量感などにディスクリート構成のヘッドホン専用アンプとしての特質を感じました。音場の広さは、ディジタル・アイソレーションシステムの為せるところかもしれません。
これまでヘッドホン専用アンプは所有したことが無く、今回の試聴でその存在価値を十分認識できましたので、HD-DAC1が発売されたら手元に置いて、じっくり使い込んでみたいと思います。
このような機会を与えて下さった、㈱音元出版Phile-Webさん、㈱ディーアンドエムホールディングスさんにこの場をお借りして、お礼申し上げます。
ありがとうございました。
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