TIAS2014(1)

◆DALI RUBICON6 試聴記

◇2014東京インターナショナルオーディオショウ(1)

2014/9/23TIAS2014(2014東京インターナショナルオーディオショウ)で、DALI RUBICON6を試聴しました。


TIASは毎年行っていますが、D+M(ディーアンドエム)のブースでの試聴は初めてです。

先日、マランツのUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプHD-DAC1試聴会に参加して以来、D+Mが身近に感じられるようになりました。

人気の傳信幸先生の講演ですが、会場と同時に入場したので、幸い前の方の席に座ることができました。

講演に先立って、DALI本社のアジア地区セールスマネージャー ミッシェル・ニールセン氏から、製品開発のポイントについて説明がありました。

RUBICON」の名は、カエサルの故事で有名なイタリアのルビコン川に由来し、DALI社の最新のランドマークモデルとして、デンマークの本社兼工場で設計・生産されます。

トランスデュ-サーとして高効率を標榜しダンパーに高反発性のゴムを使用していることや、磁気回路の歪みを減らすために粒子の段階で一粒ごとに絶縁し圧縮成形したフェライトを使用しているなどの説明から、技術志向のメーカーであると再認識しました。

これまでDALIというと、MENUETの官能的な音色が印象にあり、楽器的な音作りに軸足を置いているのかと思い込んでいました。(DAL製Iのスピーカーのほとんどにリボン型のスーパーツィーターが装備されているという事実は、この見方を否定するものですが。)

セットされていたのはRUBICON6で、プレーヤーはDCD-SX1、プリメインアンプはPMA-SX1という構成です。

出てきた音はニュートラルかつ鮮度が高く音場再現も正確でありながら、線の細さを感じさせることなく低域のダンピングもコントロールされた、まさに理詰めで開発がなされたことを感じさせるものでした。

このクラスのエンクロ-ジャーでは、箱鳴りによる付帯音が気になる場合もありますが、本機はプログラムソース違いによる低音の質感を正確に鳴らし分けていました。

エンクロジャーは各ドライバーが専用チャンバーによって分離される構造となっており、また、どのウーファーもすぐ後ろに専用のバスレフポート設けることによって、気流の乱れを最小限に抑え、
ウーファーとポートのタイミングを最適に調整されているようで、補強も入念に施されていることが確認できました。素材はMDF材を使用しています。

前述の磁気回路は、SMC材(ソフト・マグネティック・コンパウンド)と呼ばれるもので、コンパウンド状の砂鉄の一粒ごとに化学的コーティングを施す事により、透磁性を保ちながら電気的絶縁性を確保し、スリット入りの銅キャップと相まって、アンプ並みの超低歪特性が実現されているとのことです。

コーン紙には、これまで各シリーズに採用してきたウッドファイバーコーンをRUBICON用に新
たにチューニングを施し採用しており、軽量・高剛性を実現しています。
この6.5インチユニットは、最上位のシリーズ、EPICONに続く完全内作のウーハーユニット第二弾となるものです。

センシティブでありながら量感を失わず、それでいて節度のある鳴り方は、このような技術的な裏付けによるところかもしれません。

なお、ツイーターは新開発のΦ29mmシルクソフトドームとリボンの二つのユニットをアルミダイキャスト製のプレートにマウントしたハイブリッド・ツイーター・モジュールを搭載しています。

今後、ショールームや販売店でじっくり聴き込んでみたいと思います。
課題としている新たなスピーカー選びの選択肢に、DYNAUDIOに加えてDALIが加わったと言えそうです。









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